他の職種にはない魅力がある介護職

介護職と言えば、仕事がきついというイメージを持つ人は多いです。高齢者との関わり方は難しいと思い断念する人もいるでしょう。しかし、実情は比較的満足度の高い職業だと言えます。その証拠に、ある調査では介護職に就いている人の9割以上の人が、「介護職を選んで良かった」と答えています。最も多い意見は、誰かの役に立てることに大きなやりがいを感じているというものです。また、感謝してもらえる喜びは何物にも代え難いという意見もあります。命と向き合える現場なので、人生を考えさせられる点にやりがいを感じている人もいます。多くの介護職員に共通していることは、利用者の生き生きとした姿が喜びだということです。本人の笑顔はもちろんのこと、家族の安心した表情を見た時に、この仕事を選んで良かったと感じています。自分たちのサポートで食事をすることができ、美味しいと感じてもらえたり元気な状態になったのを見た時も同様です。体調や気持ちに不安を抱えている利用者は多いですし、慣れない場所で馴染みのない介護職員に囲まれ生活することに心を開いてくれない人も多いです。しかし、それらが好転した時には非常に大きなやりがいを感じるものです。

加えて、高齢者の方々は長年生きた人生の先輩のため、人生観や経験談を聞き学ぶこともできるでしょう。自分の考え方も豊かになり人間的に深い考えを持てるようになるという意見もあります。多くの介護職員は利用者を単なる「面倒を見る相手」として見ているのではなく、「一人の人間」として深い関わり方をしています。そのため、介護職として得られるやりがいは大きく、日々のモチベーションを保つ糧となっているのでしょう。